腹式呼吸とダイエット

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腹式呼吸とダイエット
 
子供の頃に腹式呼吸や薄着による皮膚呼吸促進の大切を教えてくれる身近にいたら、人生の幸運といえるようです。腹式呼吸はアジアだけでなく欧米でも古来重要視されているものです。腹式呼吸は食事の消化?吸収?排泄促進、内臓運動、心の落ち着きと充実感等、人生そのものに影響し、諦めず、日々少しでも多く腹式呼吸をする心掛けが大切になってきます。
 
ダイエットを生き方の観点でとらえるなら、腹式呼吸も不可欠なものになります。人によって見方は様々ですが、腹式呼吸には例えば以下の項目に影響するようです。
 
（腹式呼吸）≒（内臓運動）ｘ（排泄促進）ｘ（エネルギー効率向上）ｘ（運動能力向上）ｘ（代謝向上）ｘ（姿勢改善）ｘ（気の充実）ｘ（生活の規律）ｘ（ストレス軽減）ｘ（感情コントロール）ｘ（免疫力向上）　→本来のダイエット効果
 
ダイエットは食事中心に見る見方と、ギリシャ語の原義の生き方から見る見方があるそうです。ダイエットを食事中心に考える場合でも、身体の燃焼には酸素が不可欠で、栄養摂取と排泄も良い呼吸を伴う必要があります。
 
よく噛むことはダイエット効果があることは知られていますが、よい腹式呼吸は生き方含めたダイエットとも言えるようです。
 
●腹式呼吸のやり方と代謝向上
専門家により異なりますが、下腹を思いっきり凹まし息を鼻から吐き出し、吸う時は下腹を思いっきり膨らまし鼻から息を吸うのが基本で、息を吐く時肛門を強く締めます。肺と腸を隔てる横隔膜の上下運動でもあり、酸素の吸入と内臓全体の運動が連動し、消化?吸収?排泄を促進するそうです。口腔呼吸が外気を口で直接吸い込むのに対し、腹式呼吸は鼻を通した外気のろ過?湿り?暖め機能により免疫力が強化されます。息を吐き出すのを長くし吸い込みと合わせて１つのサイクルを少しずつ、自分に合うように無理せず伸ばしていけばいいようです。
 
欧米でも心臓病患者へ腹式呼吸をさせると発作が減り又血圧低下等大きな効果が報告されています。胸式呼吸では酸素の乏しい血液を体中に循環させるため心臓に過度に負担をかけますが、胸式呼吸から腹式呼吸に変えるだけで酸素が効果的に取り入れられ心臓の負担が軽くなるそうです。米国で呼吸法普及に進めるヘンドリック研究所によると体内毒素排出の７０％は呼吸で、汗?排便?排尿より多く、不十分な呼吸では毒素の体内停滞時間も長くなる様子です。
 
●腹式呼吸と運動能力向上
　　　腹式呼吸の威力を身近に感じる好例は、散歩、ジョギング、登山等運動を行なう時に、極力腹式呼吸をし、鼻だけの呼吸が難しい時は鼻で吸い込み口から出すようにすれば、運動中、運動後及び翌日の爽快さに繋がります。運動選手もこの手法により記録改善が図れるとのことです。運動も胸式か腹式かでその爽快さは大きく異なり、運動が身体にいいか否かの分かれ目にもなるようです。運動選手が意外と病気にかかり易い理由は、腹式呼吸による代謝能力や免疫力への絶大な威力を知らない人が多いこともその一因とのことです。
 
●腹式呼吸と気の入れ方
達人になるとこの氣により病気の治療や人を投げ飛ばすことができる人がいます。普通の人なら腹式呼吸をして頭や体がジーンとくればよく、徐々に心の安らぎや自信にも繋がります。この氣の実態は解明されていませんが、波動的なものともみられています。呼吸で吐き出される気体は１４％の酸素、６９％の窒素、二酸化炭素５％、水蒸気他２％ぐらいですが、口腔や胸式呼吸では、車の排ガスに相当する二酸化炭素を溜め込みやすく気も出なくなるそうです。
 
●複式呼吸と姿勢
腹式呼吸を行なえば背骨が伸び姿勢が綺麗で背筋力も強まり、高齢者もかくしゃくとして見えます。肩や腰が曲がれば、身体を動かしにくくなり筋肉の衰え等の悪循環になります。腰を曲げる時間が多くとも、腹式呼吸も含めて歩く時や座っている時でも姿勢を良くすること、又逆に身体を延ばす体操も大切です。
 
若い頃から姿勢が悪いと加齢と共に前かがみになり、内臓の運動も弱まり見栄えが悪いだけでなく老化を早めます。周りに愛情や友情があれば当然に姿勢のアドバイスがあるべきですが、家族?友人ですら姿勢の悪さを指摘する人はまれな昨今です。向き不向きもありますが、うつ伏せ健康法なるものもあり、意外とうつ伏せの方が寝ている間も腹式呼吸ができそうです。
 
高齢の方で姿勢が前かがみでゼーゼーという感じの口呼吸の方が見受けられますが、姿勢を良くし腹式呼吸を行なうだけで、相当に元気になれる方が少なからずおられるはずとの印象を受けます。
 
●生活の規律と腹式呼吸?ダイエット
無意識の腹式呼吸は至難の業で、散歩や車の運転?通勤、待ち時間、読書、緊張時等、日々少しでも声を掛け合い腹式呼吸を心掛けた方がいいと思います。健康に笑いや吹き矢がいいと言われますが腹式呼吸が自然にできるからでもあります。