薔薇茶の蕾の5〜7粒と、ひとつまみの柔らかい緑茶と赤いナツメの3粒をブレンドして毎日飲んいると心もやすらいで満たされてあなたの活力を増します。 、長期にわたり飲んでいると、さらにあなたの顔の血色が良くなり若さを保ちます。 中国ではリンゴの花とのブレンドしての効果もよく、口当たりも独特とのことです
ハマナスが英名:Japanese rose というなら、中国にも Chinese rose と呼ばれるバラがある。 このバラの中国名は「月季」(ユエチ yue4 ji4 )、別名で月月紅、長春花、恒春花などと呼ばれる。和名はコウシンバラという。やや古めかしい呼称ではあるが、コウシンは十干十二支の庚申で、60日で一回りするので、60日ごとに花が咲くこのバラを、こう呼ぶようになった。要するに、四季咲きバラである。 中国の別名は、月々赤い花を咲かせるから「月月紅」花が咲いている期間(それを春におきかえて)が長いから「長春花」としているが、さきにあげたように a monthly rose 「月季」である。 中国宋代には「月季花」は、洛陽、山東、蘇州、揚州など各地で盛んに栽植された。くだって明代には、李時珍が編した「本草綱目」に「月季、処処人家多栽挿之」とある。また、王象晋のあらわした「群芳譜」には「月季、薔薇、玫瑰、刺靡および木香」の五類20品種が記述されている。わが国では藤原定家(1162〜1241)が書いた「明月記」には、すでに長春花の記述がある(1213年)。19世紀末に貝原益軒が著わした「花譜」中巻に「薔薇」「月季花」「玫瑰花」について詳述している。添足11 欧州では11〜13世紀にかけての十字軍の小アジア遠征で持ち帰った各種のバラが園芸栽培されて、おおいにもてはやされたが、18世紀末〜19世紀初頭に中国原産の「月季」Rosa chinensis チャイナローズが伝来されると、当時の欧州の園芸種に交配されて、バラの栽培に多大の変革がもたらされた。それまでは初夏に開花する一季咲きしかなかったのである。 「月季」はこんな輝かしい歴史を持っているが、じつは「月季」自身もその後改良され、現在中国で栽培されている「月季」は、しいていえば「現代月季」である。もちろん、一般にはこんな区別はしていない。 なお、月季を市の花としている城市は、北京、天津、大連、青島、鄭州、衡陽、三門峡など三十以上に及んでいて、すべての花を圧倒的に引き離して多い。 |