食事改善6つの智恵
1.少なく食べる
ダイエット成功7つの鍵でも書きましたが、健康を最優先することがダイエットの基本です。(健康を考えないダイエットは失敗すると思いますが。)そのためには、普段の食べ方を見直さないといけません。
みなさんの多くは、食べることが大好きだと思います。そんな人のために、たくさん食べて、なおかつ、ダイエットに成功するという方法があります。
その方法とは、「少なく食べる」ということです。
食べすぎは、ダイエットの大敵であるだけではなく、長い目で見てあなたの健康を脅かします。少なく食べることが、病気を予防して、健康な体をいつまでも長く維持することになるのです。
その結果として、美味しいものをたくさん食べることができるようになるわけです。
ただし、少なく食べるといっても、単品だけの食事や、栄養バランスの悪い食事にならないようにしましょう。
2.寝る直前に食べない
これはダイエット6つの過ちで書きましたが、とても大切なことです。少なくとも、寝る3時間前には食事を終える習慣を身に付けたいものです。
「太ると分かっていても、ついついお腹が減って・・・・」なんて言っていないで、「太ると分かっているから、控えておこう」という強い気持ちを持ちましょう。
3.太ると分かっているものを避ける
肉類を食べすぎる人や、デザートなどの甘いものの食べすぎてしまう人は、それらが自分を肥満にさらしているということを、自分自身で分かっているのではないでしょうか。痩せない理由が自分で分かっているなら、それらをできるだけ避けるように心がけましょう。
4.アルコールを控える
適正体重を維持して、生活習慣病を防ぐためにも、お酒の飲みすぎを控えましょう。
"酒は百薬の長"などといわれていましたが、決してそんなことはありません。お酒を飲んで痩せることができるのは、飲みすぎて体を壊してしまったときだけです。
アルコールを解毒するためには、身体に負担がかかりますし、それが減量を妨げる要因になります。 また、お酒の肴は高カロリーのものが多いため、それだけでも肥満の要因になっているといわれています。
5.栄養素のことを考えた食事をとる
多くの人は、食べることが大好きです。それは大抵の場合、食べ物の味覚を求めているということです。
しかし、「最近、体がむくんで疲れやすいなア。そうだ、ビタミンB1を多く含む食事をしよう!」という人はあまり見かけません。即ち、食事という行為は、舌にとって美味しいと感じることを中心に考えているけれど、健康にとって美味しい食事はどこかへ追いやられているということです。
ランチを食べに行っても、自分の舌を基準にメニューを眺めています。お店はお客の舌を満足させることが仕事かもしれませんが、健康を満足させるようなランチにはあまり出会えません。
テレビの料理番組を見ていても、それが味覚的にいかに美味しく感じるかについては上手に表現しますけど、体にとって必要な栄養素を追求するシーンはほとんど見られません。
このように、人は舌にまかせるだけの食事を求めがちです。味覚を求めることも大切ですが、体にとって美味しい食事もそれと同じくらい大切に考える必要があるでしょう。
6.リスクを意識する
肥満者が生活習慣病になるリスクが高いことは明らかです。
目の前にある過剰な脂肪や糖質や添加物や毒物を、1回口の中へ運ぶごとに肥満に向けて前進します。そのことは長期的に見て、何十回、何百回という食事の楽しみを奪うことにもなりかねません。
いま病気になっていない人はイメージできないかもしれませんが、肥満が引きおこす病気は、食事の楽しみだけでなく、あなたの一生涯に与えられた時間さえ縮めてしまいます。 それと引きかえに、毎日の食事や飲酒に気を使わないでいることは、あまりにもリスクが高すぎます。
単なるダイエットではなく、健康のことを意識したダイエットに取り組むようにしましょう。