どうやったら痩せられますか?
どうやったらキレイに痩せられますか?
こんな問いをよく受けることが多いです。
もっともっとキレイになりたい!
もっともっと痩せたい!
女性とお話をしていると、そんな想いがひしひしと伝わってきます。
あ〜っ、心の底からの願いなんだな。
いつもそんなことを感じます。
だからこそ、余計に困ってしまうのです。
冒頭の問いを頂いてしまうと。
何が困ってしまうかというと、一つにはありきたりなことしか言えないんですね。
・玄米菜食がいいですよ。
・寝る3時間前までに食事は済ませましょうね。
・間食、夜食は控えましょうね。
・日常生活のなかでしっかりと動くようにしましょうね。
・ストレッチやマッサージを朝と晩にするといいですよ。
などなど。
細かいことを挙げるときりがないけど、大雑把に言ったらこんな感じです。
でも、これって雑誌や本によく出ていること。
仕事柄色々と読むけれど、書いてあることって、けっこう似たり寄ったり。
ちゃんと専門家が書いているものであれば、その基本を忠実に守っていけば、キレイに痩せていけるようになります。
といっても。
未だに多くの人がダイエットで困っていますよね。
きちんとキレイに痩せられる方法が紹介されているにも関わらず。
今までに何回か言ってきましたが、ダイエットがうまくいかないのは、方法の内容というよりも、続かないところにあるんですね。
だから、「どうやったらキレイに痩せられるか?」という方法を問うような問いの立て方では、問題点の設定がちょっとずれているんです。
なので、冒頭のような問いを頂くとはたと困ってしまうのです。
答えられるけど、その答えがダイエットの成功につながるかなって、ちょっと疑問に思ったりしているから。
それでダイエットがうまくいくための問いの立て方は、こんな感じのものなんですね。
「このダイエット法を続けるにはどうしたらいい?」
そしてそれを明確にするためには、あなた自身が「どういったダイエットをしたい」かが大切なんです。
運動好きなら身体を動かすことを目いっぱい取り入れる。
時間を取って運動するというのがしっくりこないなら、日常生活のなかで何かをしながら身体を動かせるようなものを取り入れる。
甘いものが好きでないならやめればいいし、
どうしても食べたいならどのくらいまでならOKか決める。
1週間甘いものを食べないようにしたら、ご褒美に1食だけ甘いものをいっぱい食べていいことにするとかね。
「どういったダイエットをしたいですか?」
この問いに対する答えはあなただけしか持っていません。
雑誌にも書いていないし、私もあなたがどうお答えになるかわかりません。
だからこそ、自分でどういったダイエットをしたいのかを問いかけてほしいのです。
その問いかけから出てきたものが、あなたがダイエットを続けることができるコツになります。