有酸素運動と食事
有酸素運動と食事
運動療法としては他のページでも説明していますが、有酸素運動があります。激しい運動以外は、体に好影響をもたらすものです。運動をすれば血液中の中性脂肪を使っていけるし、蓄えられている体脂肪をも減らしていけるのです。
有酸素運動とともに筋肉をつけることも有効です。
激しすぎるものはいけませんが、アイソメトリクスのような簡単な筋力づくりをすると、筋肉がついてきて、基礎代謝が上がります。そうなると、あなたが寝ているときにも体内の中性脂肪を燃やしていけるのです。
内臓脂肪は、体脂肪のうちでも真っ先に使われます。ここはたまりやすい代わりに、減りやすい場所。内臓脂肪が危険なのは、減りやすいために、普段でも血液中に脂肪が溶け出してしまうことです。
ですから、内臓脂肪はできるだけはやく解消する必要があります。
1日30分の有酸素運動を続けていけば、徐々に内臓脂肪を減らしていくことができます。皮下脂肪も徐々に落ちていき、肥満を解消していけます。
しかし、いくら運動だけしていても、過食を続けていてはダメです。食事量も抑えなければなりません。そのための有効な方法はよく噛むこと。20分くらいかけて、よく噛んで食べれば、満腹中枢が働き、小食でも満腹を感じることに。
さらに食物繊維にも中性脂肪を減らす効果があります。私としてはケールがオススメです。ケールは緑黄色野菜の王様といわれています。
また3食をきちんと摂ることです。2食にしてしまうと、体がエネルギーを有効に使おうと働くために、脂肪がたまりやすくなるからです。ですからダイエットのために食事を抜くのは逆効果。
とにかく運動と食事、この両方を工夫していけば肥満が解消でき、動脈硬化をはじめ高血圧、高脂血症、糖尿病などを予防していくことができます。
ダイエットというと見た目だけを意識しがちですが、健康のためにもとても大切なものです。
ただ、無理な食事制限は低血糖や筋肉量の減少、骨量の低下を招くので、気をつけましょう。